セレクトオーダーキッチン《Altina》のイメージ

miratap REPORT 2025

TOP INTERVIEW

代表取締役社長 山根 太郎

売上高は過去最高を達成
社名変更に伴う認知拡大施策、
家電カテゴリへの新規参入など
企業価値向上に向けた基盤を整備

2025年9月期の業績について

2025年9月期の売上高は前期比3.9%増の167億円となり、過去最高を達成しました。一方で、年初計画に対しては売上高・利益ともに未達となりました。主な要因は、2024年10月の社名変更に伴い、ECサイトへの流入や新規顧客の獲得が一時的に鈍化し、その回復と認知拡大施策の効果が得られるまでに想定以上の期間を要したためです。

現在では、新社名の認知度は変更前と同等以上となり、インターネット上での「ミラタップ」の指名検索数も大きく増加するなど、ブランド転換の効果が着実に表れ始めています。利益については、TVCMや交通広告などのマスメディア広告を積極的に実行し、さらに将来の事業拡大を見据えて人材投資も積極的に進めた結果、営業損失2.8億円となりましたが、いずれも中長期成長に向けた先行投資です。なお、期末に売却した子会社の債権の一部放棄に伴う特別損失を計上した影響もあり、親会社株主に帰属する当期純損失は4.4億円となりました。

2025年9月期は厳しい業績結果となりましたが、上記の施策に加え、家電カテゴリへの新規参入を開始するなど、将来の企業価値向上に向けた基盤づくりが進んだ一年でした。

事業の選択と集中によって
ポートフォリオを再構築し、
財務効率の改善を進める

2024年12月に、当社はSUVACO株式会社(現:株式会社Linkrop)よりSUVACO事業およびリノベりす事業を譲り受けました。SUVACO事業はプラットフォーム型、リノベりす事業はオウンドメディア型で、一般の住宅検討者が住宅事例やイベント・記事などを通して住まいの専門家を見つけられるサイトを運営しています。本事業の取得により、当社は関東エリアでの事業基盤を強化するとともに、成長が期待されるリフォーム・リノベーション領域を強化できました。

一方、2025年9月には、建売住宅事業および注文住宅事業などを展開する子会社、株式会社ベストブライトを売却しました。同社は九州地区を地盤として着実に成長していましたが、2022年に当社グループ入りして以降、住宅着工戸数の減少や建築費の高騰など厳しい事業環境が続き、業績とキャッシュ・フローが伸び悩む状況となっていました。このような状況を踏まえ、中長期的な視点から経営資源の選択と集中を行うべきと判断し、財務体質の強化およびポートフォリオの最適化を目的として売却を決定しました。この売却に伴い一時的に特別損失を計上したものの、資産効率の改善や財務リスクの低減といったメリットは大きいと考えています。

投資フェーズによる基盤づくりを経て
過去最高の売上高を継続、
利益の創出を目指す

代表取締役社長 山根 太郎

2026年9月期の業績について

2026年9月期より単体決算に移行しますが、 2025年9月期連結業績と比較して、売上高・利益ともに伸びる見込みです。売上高(単体)は170億円を計画しています。ご参考までに前期の単体の売上高は152億円ですので、単体比較ですと前期比12.0%の増収を見込んでいます。売上拡大に伴う粗利の増加と、認知拡大施策の見直しによる広告宣伝費の効率化により、営業利益は3.5億円、当期純利益は2.2億円と、収益改善を見込んでいます。

この業績計画には、複数の実効性の高い施策を織り込んでいます。具体的には新カテゴリ・新商品の売上貢献に加え、ハウスメーカーでの標準採用・オプション採用といった販路拡大、さらにASOLIEの住宅建築に伴う建材需要の増加などがあげられます。

加えて、商品の値上げ効果や、社名変更後に一時的に落ち込んでいたサイト流入も回復基調にあるため、顧客数の増加につながり、売上の拡大が期待できると考えています。今後も認知拡大施策は継続していきますが、その内容と手段は見直します。方針としては、TVCMをはじめとするマス広告を抑え、ターゲットを絞った認知拡大施策やSEO対策などウェブを中心としたマーケティングの強化を図ります。ECサイト会員を中心とする顕在顧客向けのマーケティングでは、商品力と付加サービスを向上することで顧客単価と購入回数の向上を図ります。その他、AI領域をはじめとするシステムへの投資、各地の展示会への積極的な出展、商品開発の強化など、今後の成長に資する投資は継続しますが、コストコントロールを徹底していきます。

株主様、投資家様へのメッセージ

当社は2019年9月期からスタートした中期経営計画において、構造変革期、成長加速期を経て、2025年9月期から飛躍期に入りました。この飛躍期で私たちが目指すのは、これまでの成長率を上回る高成長の実現です。
飛躍期の1年目となった2025年9月期は、まさに未来への投資フェーズでした。中期経営計画で掲げた国内事業の収益基盤強化、海外事業の成長加速、新事業の創出、そして経営基盤の強化を着実に実行しました。そして、飛躍期の2年目となる2026年9月期は、国内外での認知度向上によって顧客数の拡大を図るとともに、新たなヒット商品の開発・投入や新カテゴリでのシェア獲得に取り組みます。そして飛躍期の最終年度である2027年9月期には、過去最高益を目指します。株主・投資家の皆様には、引き続きご支援とご期待を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

《グラッド45》ハーフカウンタープラン設置イメージ

TOPICS 新商品を通じて
次の成長を生み出す

当社は2025年5月にオリジナル照明器具《トアール》を発売し、家電市場への貴重な一歩目を踏み出しました。
《トアール》の評判と今後の戦略について話を聞きました。

商品事業部長 林 伸昭

プロフィール:
大手メーカーに入社後、住宅設備商品の商品企画に従事。商品開発、新規事業開発を経験。
30歳の時に「仕事人生の後半は新しいことをやりたい」と考えミラタップ入社。
トアールのイメージ

私たちは、モノではなく空間を提供
だからこそ、今までになかった
商品を
開発できる

オリジナル照明《トアール》の評判を
教えてください。

《トアール》は、設計事務所や照明プランナーをはじめとするビジネスパートナーの皆様から大変高い評価をいただいています。
商品の最大の特徴は、“LED導光板”を用いることで実現した美しいアール形状です。さらに、テープ型LEDライトを採用することで、高照度でありながら設置場所を選ばないスリムなデザインを実現しています。これらの特性が評価され、各拠点で開催した商品説明会でも大きな関心を集めることができました。売上も評判に応じて伸びつつあります。

社内においても、営業部門が積極的に拡販に取り組んでいます。当社のブランドプロミスは「感性を刺激し続ける空間を提供すること」です。《トアール》を既存のキッチンや収納といった商品と組み合わせることで、「モノ」ではなく「空間」としての提案力がさらに強化されました。今後はトアールの技術を応用し、機能面も拡充しながら、ミラタップらしい照明のバリエーションを増やしていきたいと考えています。

  • ※LED導光板は、均一に面発光する薄型のパネルで、案内サイン等で使われています。
    曲げLED導光板は、面発光パネルを曲げたもので、照明器具への採用事例はほとんどありません。

私たちは建築家(アーキテクト)の
視点から家電を捉える
それが他社との大きな違い

家電メーカー各社との違いについて
教えてください。

一般的な家電メーカーが冷蔵庫や食器洗浄機といった個々の商品の機能性を追求するのに対し、当社は、キッチンやリビングといった居住空間を建築家(アーキテクト)の視点から捉えています。このアプローチこそが、他社との差別化要因です。日本ではシステムキッチンと家電製品を別々に購入することが多く、その結果、キッチン空間と家電製品との間でデザインのミスマッチが生じることが少なくありません。当社は住宅設備と家電製品を調和させた空間全体のトータルソリューションを提案できます。住宅設備を選ぶお客様に「ミラタップの空間はかっこいい、魅力的だ」「機能性、価格ともに満足できる」と評価していただき、ファンを増やしていくことが、私たちの商機拡大につながると考えています。

ミラタップDNA+知的財産権の
事業展開

商品開発力の強みを教えてください。

年齢や経験を問わず、誰が開発してもミラタップらしい商品を生み出せる点が、当社の強みです。ミラタップの商品が持つデザイン面の特徴や、その根底にあるDNAが「ミラタップらしさ」として認知され、市場およびステークホルダーの皆様にも浸透しつつあると考えています。このミラタップの商品に付加価値を加え、さらに発展させていくことが私の重要な役割です。
デザインや機能は、当社にとって知的財産であり、知財戦略を強化することは、参入障壁を築くとともに、ミラタップ製品の本質的な価値を守っていくことにつながります。将来的には知的財産の収益化も視野に入れています。このような展望を見据えながら、技術的・デザイン的にミラタップらしい商品開発と、それらのライセンス化に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

タイルのイメージ

非住宅とリフォーム向け事業も拡大
ミラタップ独自の建材から
需要を掘り起こす

住宅分野以外の戦略について教えてください。

国内の住宅新築着工数が伸び悩む現状を踏まえ、非住宅領域の事業も強化しています。
特にオフィス市場は、市場の安定性、需要のボリュームが大きいことに加え、コロナ禍を経て対面回帰の傾向にある点や、オフィスの価値向上が人材不足・採用難の解決策の一つとなっている点に大きな可能性を感じています。ただ、住宅分野とはノウハウやサプライチェーンが異なり、また、不特定多数の方の使用に耐え得る品質や安全性が求められるという違いがあります。

これらの特性を踏まえ、私たちは設備や家電製品よりも、建材などから需要を獲得していくことが有効だと考えています。例えば、タイルなどの建材は非住宅向けの需要が大きく、現在、輸入タイルの取り扱い拡大を積極的に検討しています。同時に、リフォーム市場にも注目しています。市場の成長率は横ばいで推移していますが、取り組み方次第で需要や市場シェアを伸ばしていけるというのが一般的な見方です。この機会を捉えるべく、リフォーム専用の商材拡充にも注力していきます。

魅力ある「空間」の提供で
ファンを増やす

当社が持続的な成長を実現していくためには、国内外の競合他社をベンチマークとしつつ、彼らと競い、勝ち続ける必要があります。そのためには、デザインをさらに磨き上げることが重要です。モノづくりの特性上、デザインと品質は相反する側面を持つことがあると言われますが、それは本質ではありません。当社が意匠性にこだわっているのは事実ですし、「ミニマル」というコンセプトで多くの人から支持を得ているのも事実ですが、「デザインの追求は見た目の問題だけでなく、機能や価格も含め、それらをトータルで追求すること」というのが当社の思想です。そこで、当社では、このバランスを意識し、当社らしいミニマルで普遍的なデザインと高い品質を両立させることを重視しています。そのための組織改革として、2025年7月にはマーケティング部から商品事業部を分離独立させ、さらにその中に品質保証グループを新設しました。
これからもミラタップの商品にご期待いただけますよう取り組んでまいります。

NOTICE

セレクトオーダーキッチン《Altina》のイメージ

5万通り以上の組み合わせ
ミリ単位オーダー可能な
セレクトオーダーキッチン
《Altina》を
発売

天板はステンレスやセラミックなど27種類、扉面材は58種類の豊富なバリエーションからお選びいただけ、5万通り以上の組み合わせで、住まいにぴったりの一体感あるLDKを実現します。近年、共働き世帯に人気の海外製大型食洗機にも対応し、デザイン性と機能性を両立。住宅の床や壁といった内装に合わせた色や質感を選べるため、リフォームやリノベーションでも既存空間に自然に溶け込み、洗練された LDK を創り出します。“くらしを楽しく、美しく。” あなたの毎日をもっと心地よくする、新しいキッチンのかたちです。

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キッチン機器を最大15年間
しっかり守る
延長保証サービス
「あんしん延長保証」開始

「キッチンをもっと長く、安心して使いたい」そんな声に応えて、当社は最長15年の「あんしん延長保証」を開始しました。
これまでの無料3年保証に加え、レンジフード・食器洗浄機・加熱機器・キッチン水栓※1を対象に、10年または15年の有償保証を選べます。商品ご購入時※2に本保証にご加入いただくと、その後専用アプリから簡単に修理のお申し込みが可能、受付は年中無休、回数は無制限、修理代は無料※3となります。長く大切に使う時代にふさわしい、安心のキッチンライフをお届けします。

本保証サービスは当社ショールームにて商品をご購入されたお客様を加入対象としており、一般の施主様だけでなく、 法人の皆様や物件オーナー様にもご利用いただけます。
今後は、キッチン以外の製品や当社公式オンラインストアでのご購入にも対象を拡大予定。より多くのお客様に長期的な安心がお届けできるよう取り組んでまいります。

  • ※1:浄水器付きキッチン水栓を除き、キッチン水栓はシステムキッチンセットの保証に加入した場合のみ保証対象となります。
  • ※2:商品ご納品から3ヶ月以内であれば、後からでもお申し込みが可能です。
  • ※3:修理をお申し込みいただいた機器の状況によっては別途費用が発生する場合がございます。
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