こんにちは、広報の矢頭です。
今回は、ミラノサローネの過去の展示の様子を紹介したいと思います。サンワカンパニーはこれまで2016年にはミラノサローネ国際家具見本市、2017年にはミラノ市内で行われているフォーリサローネに出展しました。
2016年、ミラノサローネ国際家具見本市出展
初出展である2016年は、テーマを「和魂洋才」として、4点のキッチンを200㎡のブースで発表しました。
↑2016年の出展ブース。
サンワカンパニーの展示ブースは、有名ブランドが立ち並ぶレッドカーペットが敷かれたエリアでした。6日間の開催期間で、300以上のプレスと1,300名以上の建築関係者に来場いただきました。
私も初出展からミラノサローネに参加しているのですが、会場に初めて入り自社のブースを見た瞬間、他社のブースとの違いに非常に驚いた記憶があります。ほかの出展メーカーのブースは外から中が見えないような構造のものが多く、置いてあるキッチンも日本の家庭では見ることのない巨大なサイズで、ゴージャスなデザインのものでした。それに対し、サンワカンパニーは真っ白でかつ誰でも入ることができる構造のブースの中に、シンプルなキッチンを展示しました。ほかのブランドとは展示の仕方が違うので、私自身少し不安を抱きましたが、開場してみると、来場された方やプレスの方から高い評価をいただくことでき、一安心しました。
さらに、ここで発表したコンパクトキッチンの《セラジーノ》は、当社が出展した商品のなかで一番の注目を集め、なんと見本市後にミラノの中心地のドゥオーモ大聖堂横にある「La Rinascente Milano」という百貨店のショーウィンドウに展示されるキッチンに選ばれました。ちなみに《セラジーノ》は、その後も多数の海外のデザイン賞を受賞しました。
↑少し見づらいですが、ショーウィンドウの中に《セラジーノ》が展示されています。
2017年:フォーリサローネ出展
2017年はフォーリサローネというミラノ市内で開催されるデザインイベントへ出展しました。サンワカンパニーは中でもブレラ地区という、イベントの中心地にブースを構えました。
↑2017年の出展ブース。
テーマは「Japanese modern Vintage」とし、過去にワインセラーとして使われていたレンガがむき出しの空間に商品を展示しました。テーマの通り、当社のモダンデザインの商品とヴィンテージな展示空間の対比表現に、来場された方から高い評価をいただきました。街中での展示ということもあり、一般のお客様やデザインを勉強している学生の方なども見受けられました。
↑展示会場の外観。ここで展示をしていることをアピールするため、出展企業はフラッグを会場外に置いています。
また、この時展示をおこなったブレラ地区はキッチンメーカーやインテリアのショールームが多く、大学や古い教会が存在しています。
↑ブレラ地区の街並み。
それぞれのショールームでは各社の最新モデルを展示しており、また大学の中では企業が特別なインスタレーションを披露するなど、本当に街全体のあちこちでデザインイベントが開催されています。この期間中は朝から晩まで多くの人で溢れており、中には小さな子供がいる親子連れの方もいらっしゃいました。優れたデザインに幼少期から触れることができる環境もヨーロッパならではだな、と感じました。
過去のサローネ出展の模様は以下のリンク先でも、動画でご確認いただけますので、ぜひご覧ください!
次回は2018年4月から出展する、今年のミラノサローネの見どころを紹介いたします!