創業
“サンワカンパニーの歴史”
Incorporation of the Company
当時20代だった創業者:山根幸治が、大阪市内のマンションの1室を借り、1人で創業。
【社名の由来(三輪)】
社名の株式会社三輪(サンワ)は昭和54年に寺(曹洞宗)の住職によって命名されました。『三本の脚にて輪(和)を保つ。これ、すなわち鼎(かなえ)の教えなり』鼎というのはお湯を沸かす道具です。三本の脚に支えられていますが、脚は二本では立たないし、四本では不要な脚がガタガタする。三本の脚が最小で最大の効果をもたらすという教えだそうです。また、この三本の脚は当社の掲げる『努力・知恵・勇気』という三つの要素に准(なぞら)えています。
Main work of those days
当時はデベロッパーやゼネコン向けに輸入建材の卸売を行っていました。石材、輸入建具、フローリングなどを中心に取り扱い、商品は社長や社員が自ら現地の工場を訪れ買い付けを行っていました。
Turning Point
[2000年3月]
多めに発注した商品の余りを処分するために、自社のWEBサイトで商品を販売したことがきっかけでインターネット通販を開始。ここから「誰でも買えて、誰が買っても同じ価格」のワンプライスを建材業界に導入しました。"建材のネット販売"というキーワードは当時のオンラインストアの名前です。長きにわたりサンワカンパニーのビジネスモデルを一言で表す言葉になりました。
創業者が主体となりインターネット通販サイトを立ち上げました。その後、入社1年目の社員が運営を引継ぎ、最初は1名、1年後に2名体制で運営を行っていました。当時はカート購入が出来ないシステムでした。
The purchase of products
インターネット通販を開始してから、商品点数を増やすためにチェルサイエやミラノサローネなどの海外の見本市にも積極的に買い付けに行くように。洗面、バスアクセサリーなどの水回り設備はこの頃から取り扱いを始めました。
Publication of the catalog
サンワカンパニー初となるカタログ「BEST SELECTION 2003」を発行。全20ページの構成で、第1号から掲載されている商品の1つに《
ハンガーバーEGO 》があります。
カタログやWEBサイトにインパクトのある写真を使うことを好んでいた創業者。シャワーを浴びている女性の写真を載せると「裸の女性を載せるなんて!」とお客様からクレームの電話がかかってきたこともありました。
Showroom in Nagoya
[2004年7月]
"Click and Touch"というキャッチコピーのもと、商品を見て触って確認できる場として、ショールームを名古屋に開設。
さらに2005年に大阪ショールーム、2006年には東京ショールームを立て続けにオープンしました。初のショールームが本社のある大阪ではなく名古屋だった理由は、当時の提携会社や懇意にしていた会社が名古屋に多かったためです。
Moving the head office to Kitahama
当時の社員は15人。
8階建ての自社ビルの内、1~4階はショールームエリア、5~8階はオフィスエリアでした。大川沿いにある細長いビルは、近くに中央公会堂や中之島公園の広がる見晴らしの良い場所でした。
3回目の本社引越し。旧本社から新本社は近所だったため、各自で台車を使って引越しました。
Changing the company's name
会社名を"三輪"から"サンワカンパニー"に変更。ロゴは当時の社員が作ったものです。ロゴの●●●に使用されているブルーのコーポレートカラーは社内ではサンワブルーと呼ばれていました。
Sales 2 billion yen breakthrough
毎月目標金額を達成すると「大入り」と称して現金が支給されていた。振込ではなく現金での支給は創業者のこだわりでした。
惜しまれつつも2016年9月に終了。
Expanding overseas
[2011年7月]
シンガポールに海外初のショールームを開設。東南アジアにおける販売先・仕入先の開拓を目的としてシンガポールに現地法人「SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.」を設立しました。(現在は休眠しています。)
[2011年11月]
TVCMを初放映。創業者のディレクションによるもので、多数の社員が出演していました。
商品の説明と価格を打ち出し、社員が「We designed it.」と言うストレートなものでした。
[2011年11月]
2011年3月に発生した東日本大震災の復興支援のため、宮城県女川町にコンテナハウス2棟を寄贈。それぞれ、理髪店と物販店として使用されました。本プロジェクトで『建築は人のためにある』ということを再認識しました。
Two types of catalog
[2012年4月]
取り扱い商品点数が増え、どんどん厚みが増すカタログを商品別で分けるため、これまでの「BEST SELECTION」1種類から「MATERIALS」を追加した2種類での発行になりました。「MATERIALS」は創業者が付けた名前です。
当時は年2回発行のカタログを全て社内制作していたため、1年のほとんどの期間をカタログ制作に費やしていた時期がありました。カタログ制作の最中、突然創業者がやってきて「カタログは2種類にするから」と言われました。社員は途方に暮れながらもなんとかカタログを発行することができました。
Listed on a stock market
[2013年4月]
大阪駅直結ビル「グランフロント大阪」が完成したタイミングで、大阪ショールームを北浜から梅田に移転。400坪を超える広々としたスペースに豊富な商品を展示しています。コンセプトは「SANWA MUSEE(サンワミュゼ)」。
[2013年9月]
東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2012年に急逝した創業者の長年の夢が叶った
瞬間でした。
The second generation
[2014年6月]
創業者の長男でもある山根太郎が代表取締役社長に就任。商社勤務を生かして、グローバル展開を積極的に推し進め「世界のサンワカンパニーへ」と高く掲げます。
2013年に現社長:山根太郎が入社した時に着ていた勝負スーツは青紫色。当時のロゴカラーと同色だったため。社内では「サンワカラーだ!」と話題になっていました。
[2014年8月]
4店舗目のショールームを福岡にオープン。コンセプトは「Boutique(ブティック)」。上質な空間にこだわりぬいた商品だけを展示し、お気に入りの服をゆったりと選ぶようにご覧いただきたいという思いを込めました。
[2014年11月]
従業員も増え、北浜本社が手狭になったため本社を大阪市北区茶屋町に移転。ショールーム以外の全ての部署がワンフロアで仕事を出来るようになりました。当社商品を使用した会議室は取引先様からも好評です。
Overseas branding
[2016年4月]
イタリア・ミラノで毎年開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」に初出展。初出展ながら200㎡の大規模な空間に4種類のキッチンを展示。国外でも注目を浴び、海外ブランディングの手ごたえを感じることが出来ました。
[2016年8月]
当時、台湾SIGMUグループとの合弁会社である睿信三輪股份有限公司(SANWA COMPANY RS TAIWAN LTD.)を設立し、台北市内にショールームを開設しました。
[2016年8月]
東京ショールームを表参道から外苑前に移転増床。
当社ショールーム最大となる2フロア約450坪のスペースを生かしたゆとりのある展示により、家づくりの楽しさをより一層高めて頂ける空間となりました。 1階にはカフェ「STREAMER ESPRESSO」も併設しています。
New graduate
[2017年2月]
働き方改革を推進。その中の取り組みの1つとして「プレミアムフライデー」を導入。企業の採用率・取得率は高くないと言われていますが、今でも当社の取得率は90%以上と高い状態を継続しながら取り組んでいます。
[2017年3月]
ベトナムのFACCO JSCとの販売代理店契約を締結し、ベトナム国内での商品の販売を開始。この契約は2016年4月に出展した「ミラノサローネ国際家具見本市」がきっかけでした。
[2017年4月]
これまでは中途採用の社員のみで構成されていたサンワカンパニー。企業独自の文化をつくり、組織を活性化させるため、新卒採用を開始しました。当時の新卒入社は8名。以降毎年6~8名ずつ入社しています。
新卒の採用活動を始めたのは最近のことですが、実は1999年に新卒で入社したスタッフが1人だけいるんです。大学の掲示板に張り出されていた求人を見て、サンワカンパニーに興味を持ったとのこと。
Milano salone design award
[2018年1月]
初の東北ショールームを仙台にオープン。
杜の都・仙台をイメージし、モスグリーンをアクセントにしたデザインとなりました。
[2018年4月]
「ミラノサローネ国際家具見本市」に2回目の出展。この回でアジア企業として初めて「ミラノサローネ・アワード」を受賞。出展企業約2000社の中から優良企業として選ばれました。受賞後は、日本国内でも多くのメディアに取り上げていただきました。
[2018年3月]
海外事業の強化を目的として、中国の3企業が共同出資した新会社・寧波三羽商貿有限公司と販売代理店契約を締結し、中国全土でオリジナル商品を中心とした住宅設備機器の販売を開始しました。
[2018年10月]
更なる海外事業の強化を目指して、韓国のMJ Housing KoreaとイタリアのSimone Pivaとの間で販売代理店契約を締結しました。Simone Pivaは2018年の「ミラノサローネ」出展時のコンパクトキッチンの受託製造も行っています。
[2018年11月]
「いいデザイン、いい毎日」をキャッチフレーズに、主人公がさまざまなアイテムを選び、自分らしい空間を完成させるという、家づくりの楽しさがあふれる内容のTVCMを関西圏で放映。関西のお取引先様にもご好評をいただきました。
40th Anniversary
[2019年4月]
株式会社今治.夢スポーツが運営するサッカークラブ「FC今治」への協賛を開始しました。ホームスタジアム内のフットボールパークに設けられている飲食ブースに対するネーミングライツを取得し、「サンワカンパニーフードコート」と命名しました。
サンワカンパニーは 2019年8月22日をもちまして 創業40周年を迎えました。
40年間の感謝の気持ちを お伝えするとともに、
これからも皆様の期待を超える 商品を生み出し続けることを お約束いたします。